オフロードバイク友達の50FINDさん(バイク屋さん)のお二人と50FINDで出会った謎のおっちゃんと携帯の電波も届かない山奥、日本の源流域に岩魚釣りにいって来ました。結論から言うと爆釣です!!サイコーっす!!!
今日の記事はこの魚達に出会うまでのストーリーです。そして謎のおっちゃんがなぜ僕たちを山に連れていってくれるようになったのか?
ざくっと読むための目次
源流釣りをする謎のおっちゃんとの出会い
僕サカライダーは魚釣りが大好きです。特に決まった釣りのスタイルはなくて、旬な時期に旬な獲物を釣りに行くマルチアングラースタイルで爆釣情報があればジャンル問わず首を突っ込むタイプです。

バス釣りから海釣りまでジャンル問わず、釣りを楽しんでいるのですが、渓流だけは憧れはありながらもなかなか身近に情報を持っている人がいなくて、釣行する機会がありませんでした。
学生時代の陸上部のやり投げの先生が渓流好きだったので、
と3年間言い続けていましたが、
と断られ続けていました。当時は自分のフィールドを大切にしたいやり投げ先生の気持ちが理解できなくて、しつこく「渓流行きた〜い!」とお願いしていたことを記憶しています。
渓流への憧れを心の片隅に持ちながら、
と公言し続け、別の釣りを楽しむ日々を送っていたところ、50FINDさんから
ホンダのミニバイク「MONKEY」をしょっちゅうパンクさせて帰ってくる謎のおっちゃんがいるとの情報が入って来ました。

写真のスコップから持ち主が只者ではないことが伝わってきます。
なんでもこのMONKEYで一人で山奥に入って道無き道を進み、天然の岩魚を釣りに行くのだとか!岩場も越えたりするのでパンクしてしまうことがあるそう。
道無き道を行くとか、岩場を越えるとか大好物なので、僕も行きたいと意思をお伝えしていたところ、連れてっていただけることになりました。で渓流を飛び越えて、めでたく源流デビューをすることができたわけです。
今ではその謎のおっちゃんは僕らの源流師匠です。
源流釣りで爆釣するために 絶対に外せないたった3つのコツ
アクセスが悪い方が良い
どんな釣りにも共通することだが、釣りのしやすい場所は必然的に釣り人の出入りも激しくなる。必然的に魚にもプレッシャーがかかっており、警戒心が高くなっている。
スレていない魚と出会うためには、なるべく釣り人のアクセスしにくい場所に行くべきなのです。源流とはいえ釣り人がこないわけではありません。
今回の山の景色も最高でした。

リザーバーの絶景に心ときめかせつつ、旧い橋を見ながら新しい橋を越えて

さらに橋を越えて

吊り橋で絶景を見て、
携帯の電波も全く届かなくなり、テンションも上がって来ます。


さらにアクセスが悪い場所へ行く
釣り人の根性を甘くみてはいけない。峠を越えてはるばるアクセスの悪い山奥に来たと思って車を止めたその場所は実はアクセスの悪い場所ではない。
なぜなら車で来れているからだ。釣り人は魚に出会える場所にはどこまででも奥深くに入っていく。ワンランク上のアクセスの悪さが必要になってくる。そこでMONKEYの登場だ!
前回の釣行で余裕ぶって5インチの小径ホイールで出かけたところ、障害物にフロントが突き刺さって、前転しながら転倒してしまったので、今回はノーマルの8インチホイールにタイヤ交換して行きました。常に改善して行くことも楽しみのひとつです。
MONKEYなら車ではいけない細い獣道も走れるし、持ち上げて障害物を超えることも可能だ。
今回はMONKEY3台とハンターカブ1台での釣行。釣り道具を準備してウエーダー(胸まである長靴)に着替えて、釣り場に向かいます。

キャンプできる場所を確保する
三つめのポイントはベースとなる場所を確保することだ。
車を駐めてMONKEYの乗り換えて山の中を走り、目当ての源流で釣りをしながら沢を登り、釣り終わって沢を下れば、気づけば結構な時間が経過している。楽しい時間は過ぎるのも早いものだ。
キャンプができれば、翌日もスムーズに釣り場に向かうことができる。段取りよく釣り場に向かうことで、釣りをできる時間が確保できるので、釣果にも大いに影響してくる!
今回は車の横でキャンプできたので、そこをベースとした。

大自然に囲まれながら、釣りたての美味い魚を現場で食べる。釣り人にしか味わうことの出来ない、至高の時間だ。
源流釣りの沢登りの3つの魅力
ものすごく美しい自然
源流には人間の手が入っていない。コンクリートや化学繊維のような人工物は一切存在していません。
大昔と同じ風景がそこにはあるのだ。
だからこそ、釣り糸やゴミは全て持ち帰る。釣り人として当然のマナーだ。
今回の源流にもゴミはたったの一つも落ちていない美しい沢でした。

仕掛けは全て前日に準備していました。ここまで来てのタイムロスはできる限り避けたいです。


まだ残雪が残っている場所もある。
リアルに雪解け水が源流に流れています。

この残雪が岩魚を新鮮に持ち帰るための保冷剤になることを今回学びました。
源流独特のワクワクする地形で釣りができる
本当に釣れそうな超一級ポイントが連続している。

源流師匠の教えを守り、小さい魚体はリリースして行く。

源流ならではのスリリングな滝越えもできる
いいペースで岩魚をキャッチしながら、時間を忘れて夢中で沢を登って行く。

この日だけでも、数十個の滝を登りました。

一泊二日遊び倒せる時間と源流師匠仕込みの釣具とMONKEYと滝を登る体力のおかげで爆釣でした!
一緒に行く仲間がいるのもありがたい。

源流釣りキャンプでの夜の楽しみ方
釣果を自慢する
二人ずつで二組のパーティーに分かれて釣りをしていたので、合流してその日の出来事を紹介し合うのも楽しいです。
これぞ生の最新情報ってやつですね!

この日の大物賞は見事な尺岩魚。尺とは30センチのこと。でけー!

かっこいい見事な魚体です!
釣った獲物を現場で食べる
これに勝るものなし!

塩を振って

炭火で焼くだけ。
頭から、尾びれまで全部食べれます。

素焼きにした岩魚を日本酒の熱燗に入れた骨酒も泣きそうなくらい美味かった!

アウトドアにはvintage Coleman 200Aがよく似合います。こちらは1960年代のバーガンディーと呼ばれるランタン。アメリカからebayで個人輸入しました。
源流師匠が僕らの師匠になろうと思った理由
と熱く語る源流師匠。
- できる限り魚籠(ビク)で活かす。
- 全て現地で捌いて内臓とエラを取る。
- 弱っている個体から先に捌く。まだ元気のいい魚は最後に捌く。数分間の違いだがそこにもこだわっている。
- 捌いたら、持参したペットボトルの氷を砕いてすぐに氷に入れる。
- 氷が少なければ、残雪をクーラーボックスに詰める。
- クーラー内の空間が多いと振動で魚体が痛むので緩衝材がわりのものを入れる。(MONKEYでガレ場を移動するので振動がすごい為)
確かに源流師匠の知識と経験を一から学んで行くとしたら、ものすごく長い道のりになりそうだ。
キャンプファイヤーを囲んで、山のルールや自然の厳しさ、熊に出会ってしまった時のマインドセットなどを深夜まで語り合いながらテントで就寝しました。
この超絶楽しい源流釣りキャンプ。しかし、崖登り、落石、鉄砲水、熊出没など、危険と隣り合わせの遊びであることもまた事実。
究極のレシピをモデリングさせていただくことで、いきなり最初から最高の経験ができる。
仲間と遊ぶことで、より楽しくなるし、安全に帰ってこれる確率がアップするので仲間って最高だなと思いました!
源流釣りキャンプ二日目
今日もMONKEYは大活躍!!というかMONKEYなしでここまでこようと思ったら、寝袋持ってもう一泊ビバーク(野宿)しないと不可能です。

ガードレールが雪の重みで曲がっているのが、山の奥深さを物語っています。

今日は組み合わせをチェンジして釣行。源流師匠達は未開拓の源流を開拓に。僕のパーティーは今日も爆釣。ついてる。

今日も素晴らしい景色の連続で最高の気分です。

家族へのお土産を釣って帰路につきます。

保冷用に残雪を集めて、最高の状態の岩魚を家族に届けます。
持ち帰って家族と食べた岩魚の刺身と岩魚茶漬け本当に美味かった。

いかにも釣れそうな川が帰り道のMONKEYの後ろにも見えています。もう一泊したいくらいでした。
浮世離れした写真撮影を楽しめるのも、源流釣りキャンプのもう一つの魅力。
源流釣りキャンプまとめ
言葉に出して言っておくと現実になる
今回、50FINDさんのおかげで源流師匠と出会い。素晴らしい経験をさせていただけたのは「渓流に言ってみたい」と普段から言葉にして発言していたからだと確信しています。やりたいことがある人は自分の想いを発信しておくことが大切です。
参入障壁を意識せよ
釣りも商売も同じだと思うのですが、アクセスの良い簡単な場所には競争が生まれやすいです。
誰も来れないような、奥深い場所に行ったり、そう簡単には参入できないほどの参入障壁を作って差別化を測ることで、釣果(結果)が出やすくなります。
ワクワクしよう
まだまだ知らない場所や知らない遊びがたくさんあります。源流釣りキャンプを知ったおかげでこれからの人生がさらに楽しくなりそうです!ワクワクすること楽しいこと、どんどんやって行きたいですね。
仲間と楽しくやろう
源流が大好きで20年以上源流に通い続けた、僕らの源流師匠も
「君たちと仲間で来ると楽しいよ」とおっしゃっていました。
こういう山奥に一人で来れるハートの強い人でも、やっぱり仲間と遊ぶのは楽しいんですね!僕もすごく楽しかったです!
ちなみに民泊のゲストが来ているのに僕が遊び散らかせているのは、スタッフさんのおかげです。スタッフさんの募集方法はこちらの記事に書いてます。
https://tomalog.jp/minpaku-cleaning-acting/
ということで、源流にバイクで岩魚を釣りに行ってキャンプする遊び。「源流釣りキャンプ」最高にオススメです。